nuroモバイルはインターネットプロバイダ大手のSo-netが運営する格安SIMです。
1GBごとに自由に選ぶことができるシンプルなプランや、利用する時間帯で設定される時間プランが特徴的ですが、nuroモバイルには翌月のデータ容量から前借りできるオプションもあります。
この記事では、nuroモバイルの「データ前借り」について解説します!
公式サイト:nuroモバイル
nuroモバイルとは?
格安SIM自体は数多くの会社が手がけていて最近ではサービス提供する会社が大変増えてきています。
nuroモバイルは、インターネットプロバイダであるSo-netが運営している格安SIMです。大手のインターネットプロバイダが運営している格安SIMは数がそう多いわけではなく、So-netという誰もが知っているプロバイダが運営しているとだけあって、知名度も抜群。契約する際にも安心して利用できます。
特にnuroというのは、So-netが提供している光通信回線のブランド名で、nuroブランドのサービスに対するネット上の声を拾ってみると、大変通信速度が速いという意見が多いです。
そんなnuroブランドの格安SIMであるnuroモバイルは、格安SIM初心者の人にもオススメな格安SIMとなっています。
料金プランは大変細かく分かれていて、2GBから10GBまで1GB刻みで月間データ通信容量が定められています。
使うユーザーに応じて、無駄のないような範囲でデータ通信容量を設定できるので、余すことなく存分に通信利用可能です。
また、他社にはないプランとして時間プランがあります。
時間プランでは、1日5時間まで利用できるプランや深夜時間帯のみ高速通信可能な深夜割プランが存在します。
通常の料金プランの場合、月間で設定しているデータ容量を超過してしまうと、新たに高速通信を利用するには、データ容量の追加を行わなければなりません。
しかし、nuroモバイルでは独特なオプション「データ前借り」というサービスがあります。
次の見出しで詳しく解説します。
nuroモバイルならではの「データ前借り」
「前借り」という文字にもあるように「データ前借り」というサービスは、翌月の利用する予定の通信容量から、その一部を当月に利用するデータ容量として移行できるものです。
2017年6月現在のnuroモバイル側の調査では、業界初のサービスとなっていて、他社では同じようなサービスはなく、完全にnuroモバイルオリジナルのものです。
通常、大手キャリアや他の格安SIMを含めて他社の場合だと、月間で設定したデータ通信を使い切ってしまい容量が不足すると、200kbps程度の低速通信に制限されます。再び高速通信を利用するには、データ容量を追加でチャージする必要があります。
このシステムについては、nuroモバイルの場合も全く同じ。月間データ容量を超過して再び高速通信を利用するには、データの追加チャージが必要です。
追加チャージをする場合には、100MBで400円、500MBで600円、1GBで1,000円の費用がかかります。
一番割安でチャージできるのは、1GBチャージですが、当然上記のような費用がかかってしまいますよね。
nuroモバイル独自のサービスとなる「データ前借り」なら、チャージに伴う追加費用の心配がありません。
翌月に利用予定のデータ容量から、その一部を当月分のデータ容量としてチャージするので、追加でかかる費用は一切ありません。
「データ前借り」を使う時に知っておきたいこと
追加料金なしで、当月分のデータ容量に翌月利用予定分をチャージできてしまうすごいシステムですが、いくつか注意事項もあるので、おさえておきましょう。
時間プランは利用不可
これは当然といえば当然ですが、時間プラン(5時間プラン・深夜割プラン)を契約している人はデータ前借りができません。
時間プランの場合は、時間で制限される変わりにデータ容量の設定がありません。
よって、前借りをする必要もなければ、することもできない仕組みになっています。
前借りできる最大容量は毎月2GBまで
重要なポイントになりますが、前借りできる容量には一定の制限があります。毎月2GBまで前借りすることが可能です。
例えば、毎月10GBのプランを契約している人がいるとします。
当月中に10GBを使い切ってしまった場合、翌月利用予定分から最大2GBまで借りてくることはできます。2GB前借りすると、翌月利用分は8GB余りますが、2GBで前借りの制限がかかります。よって、これを超過する分に関しては前借りできません。最終的に、翌月利用分は8GBとなります。
事前登録の必要なしでマイページから簡単に申し込み
このような移行サービスとなると、面倒な手続きが必要と思ってしまうかもしれませんが、心配無用です。
データ前借りのサービスを利用したい場合は事前に登録するようなことはなく、「ご利用者向けページ」からデータ前借りのメニューを選択して、前借りしたい容量を選択するだけです。
これだけの手続きで即時に当月のデータ残容量に反映されます。
まとめ
データ容量を使い切ってしまって低速通信になってしまうことを1度は経験したことがあると思います。
それが月末最終日の夜に起こったとすると、なかなかお金を支払って追加チャージする気にもなれなかったりします。
翌月まで日が残り少ない時点でデータ容量が不足した場合には、今回解説した「データ前借り」が気軽に利用できて、追加費用かかることなくチャージできるので大変便利なサービスをいえるでしょう。
他社にはない特徴的なサービスなので、前借り制度を利用してみたいという人は、nuroモバイルの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
nuroモバイルの「深夜割」については、以下の記事で詳しく解説しています。
